こんにちは!
いまだに割り箸を綺麗に割るコツがつかめないottyです。
いろんな角度で試してみるんですけど、「これだ!」って確実な方法がないんですよね。しかも、割る時ってなぜかちょっとした見せ場じゃないですか?だからこそ完璧に割りたいのに…もどかしい。
そんな話を皮切りに、今回は「知識と技能の身に付け方」についてお話しします。
学校の勉強、頑張ってるのにイマイチ身についてる感じがしないな…そんなふうに感じたこと、ありませんか? もしかすると、その原因が今日のテーマの中に隠れているかもしれません。
「覚えよう」としなくても覚えてる?
まずは「知識の身に付け方」から。
こんな会話、聞いたことありませんか?
「うわ〜!この街、何十年ぶりだろう。あれ?ここにあったコロッケ屋さん、なくなってる!」
これ、よく聞く何気ない一言ですけど、実はすごいことを言ってるんです。
だって何十年も前に見た街の風景を、いまでも鮮明に覚えてるってことですよね? しかも、特に「覚えよう」と努力してたわけじゃない。これはもう、超・長期記憶。
どうしてそんなに覚えていられるのか。それは単純に「何度も見た」からです。
脳にとって、覚えるという行為は、回数とセットなんです。覚えようとしなくても、何回も目にしたり聞いたりしていると、自然と記憶に残るようになります。しかも「覚えなきゃ…」っていうストレスがゼロなので、より定着しやすい。
だから知識を身につけたいなら、こんなふうに考えるのがコツです。
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何度も見る
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何度も聞く
-
何度も触れる
極端に言えば、「覚えようとしないで、慣れるまで繰り返す」。これだけで、知識って意外と勝手に頭に入ってくるものなんです。
技能の正体、それは「ズレ修正」
次は「技能の身に付け方」について。
まず確認しておきたいのは、技能とは「できるようになること」だけじゃないということ。正確に言えば「自分のイメージどおりに結果を出せるようになること」です。
たとえば、野球選手が素振りをするのは、「こう打ちたい」というイメージと、実際のスイングのズレを修正するため。バスケ選手のシュート練習もまったく同じです。
僕も最近、コミュニケーションの技能を磨きたくて試行錯誤しています。話す前に「こう伝わるかな?」とイメージして、話した後に「実際どうだったか」を確認する。自分の伝え方と相手の受け取り方にズレがないかを意識的にチェックするんです。
少しずつですけど、思ったように伝えられる回数が増えてきました。いやーまだまだですけどね。
このように技能を身につけるときに大切なのは、
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イメージして
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やってみて
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結果を見て
-
ズレを修正する
この繰り返しです。繰り返すことで、少しずつ理想に近づいていきます。
なぜ「漢字ドリル」は記憶に残らないのか
ここで少し、学校での勉強の話に戻りましょう。
「学校であれだけ漢字ドリルをやったのに、全然覚えてないな…」と感じた方、いませんか? 僕はあります。
あるとき、脳科学の専門家の方と話していたら、こんな衝撃の一言が飛んできました。
「漢字ドリルって、知識を身につける目的なら意味ないですよね」
確かに!と思いました。
漢字ドリルって、
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何度も書く
-
数回しか見ない
このやり方は、「綺麗に書けるようになる=技能を身につける」ためには有効。でも、「漢字の意味や読みを覚える=知識を身につける」ためにはあまり向いていないんです。
綺麗に書けるようにはなるけど、読みも意味もすぐ忘れちゃう。そうなると、テストで点を取るのはなかなか厳しいですよね。
知識を本当に定着させたいなら、もっと自然に目に入るようにする工夫が大事です。たとえば、教室の目立つ場所に漢字を貼り出す。毎日見れば、意識しなくても頭に入ります。
おわりに
知識と技能、それぞれの性質に合った身につけ方をしないと、せっかくの努力がムダになってしまうこともあります。
「覚えたい」なら、たくさん見る・聞く・触れること。
「できるようになりたい」なら、イメージと結果のズレを見つけて、修正すること。
この2つを混同しないだけで、勉強や練習の効率はぐんと上がります。
もし今、「頑張ってるのに成果が出ない」と感じていたら、ちょっと立ち止まって、「このやり方、合ってるかな?」と見直してみるのもアリかもしれません。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
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